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謎の大王継体天皇 (文春新書)

謎の大王継体天皇 (文春新書)
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歴史のダイナミックさと丹念な資料批判に基づいた実証的な継体朝の著作
広い視野で継体天皇即位の事情・その影響を俯瞰する日本古代史に関する良書
歴史は面白い、と思える本
歴史マニアには魅力的
史書としての誠実さが魅力

発売日:2001-09
ランキング:163115位
ジャンル:Books

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レビュー

謎の大王継体天皇 (文春新書)のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】: 歴史のダイナミックさと丹念な資料批判に基づいた実証的な継体朝の著作
【コメント】: 筆者の水谷千秋氏は、継体朝の研究を専門領域とする古代史学者で、全体を通して丹念な史料批判の元に繰り広げられる手堅い実証的な論考だと感じました。日本書紀に対する史料批判も古事記や風土記ほかを使用しながら、適切に組み立てられたものだと思います。

「継体」とは名の通りで、日本書紀の編者も困り果てて万世一系という考え方に立脚しているため、苦肉の策で記した呼び名です。継体朝は古代史の中でもダイナミックな展開がなされるところで、戦後の古代史学会を俯瞰してもこの年代には魅力的な論考が数多く発表...
謎の大王継体天皇 (文春新書)のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】: 広い視野で継体天皇即位の事情・その影響を俯瞰する日本古代史に関する良書
【コメント】: 日本古代史の謎の一つ、応神天皇五世の孫とされる継体天皇(在位時は大王)の即位。あまりに傍系のため、王朝交代説さえ唱えられているが、著者は丹念に文献、特に上宮記一云を読み込み、継体天皇は確実に応神天皇五世の孫で、越前ではなく近江北部を根拠地にし、やがて大和中央豪族に迎えられたことを論証する。継体天皇が王位簒奪・征服を行ったなら大変な争いになったはずなのに記・紀にそれを臭わす記述は皆無だから、私も著者の説に賛成する。

本書はさらに、継体天皇即位前の大王専制から、継体天皇を迎える決定に...
謎の大王継体天皇 (文春新書)のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】: 歴史は面白い、と思える本
【コメント】: 歴史学者としては気鋭の著者の手になる一書。

極めて丹念な資料調査と妥当性の高いと思われる推論を積み重ね、
簒奪者とも、一代の英雄とも諸説のある継体天皇の正体を究明しようとしている。
といっても、著者の長年にわたる継体天皇に関する研究を手軽な新書として
読みやすく文章も改めたものなので、より詳しい論証などに接したければ、
先行して出ている単行本や論文も紐解いた方がよろしかろうと思う。

ただ、新書にしても、この著作は非常に丁寧に作られており、
素人...
謎の大王継体天皇 (文春新書)のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】: 歴史マニアには魅力的
【コメント】: 著者は学生の頃からこの時代を中心に古代史研究をしていたようだ。文献の詳細な研究、他説との比較等著者の真摯な姿勢が窺がえる。「継体天皇」。この「継体」という"おくり名"が前の天皇の後を継ぐという、当たり前過ぎて不自然な名称である事は前々から問題となっていた。「継体天皇」の所で王朝が交代しているのではという説も前々から盛んであった。本書はこの謎を中心に、蘇我氏等の豪族との関係、"磐井の乱"の意味、崩御とその後に与えた影響等を論じている。

「継体天皇」は応神天皇の五世の孫とされている。あの...
謎の大王継体天皇 (文春新書)のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】: 史書としての誠実さが魅力
【コメント】: 古代史、ないし天皇に関心が無くてこの本を買う人はいないだろう。私は、この出自がはっきりしない大王について、根拠の無い乱暴な記述を恐れた。実際、一般向けの古代史ものにはその手のものが少なくない。しかし、幸いにしてそれは全くの杞憂に終わった。一部の読者には頻出する引用文献の明示が煩雑に映るかもしれない。また、継体の「謎」が「謎」のままであることにかすかな失望を感じられるかもしれない。しかし、学問というのは、先人の業績をきちんとふまえ、明確な論理の範囲でしかものを言わない。このあたりまえのことが守...
謎の大王継体天皇 (文春新書)のレビュー・感想
【おすすめ度】:
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